rakumoの社長日記

「わずらわしいひと手間を、楽しい一瞬に変える」をメッセージに、仕事を楽しく生産的に変化させるクラウドサービスを提供するrakumo代表のブログ。

(今更ながら)ブログを始めました

以前私も自身のブログを持っていましたが、当時自前のサーバで運用していて、クラウドが普及する過程で自前のサーバを捨てた際に、あまり更新しなくなっていたブログも併せて止めてしまっていました。

今年の8月末に株主の皆さんの構成が変わり、ありがたいことにかつての投資家の方をはじめとした株主の皆様にご支援を頂いて、あらためて当社独自の成長の機会を頂きました。その第一歩として、11月13日にオフィスを麹町に移転し、あらためて営業を開始します。

そういった背景もあり、今までは旧株主の皆様にいろいろとご助力頂きながらやっていたものを、一つ一つあらためて自分たちで進めていくことになりましたが、当社が社会のどういう問題を課題として捉え、それをどのように解決していこうとしているのか、その中で幅広く皆様にご理解を頂き、よりサービスをご利用頂きたいと思っているのか、こちらで発信させて頂ければと思っています。

ちょうど今、当社がパートナーとして利用させて頂いているsalesforce.com様の一大イベント、dreamforceに参加するためサンフランシスコに来ていますが、そこでも度々メッセージとして言われているように、AI、IoTといった世の中を大きく変える情報通信技術を背景とした「第4の産業革命」が起ころうとしています。これは産業の改革だけに留まらず、大きな社会の変革につながっていくものです。

多くの人がこの中で、自分は5年後、10年後どのように生きていくのだろうか、と不安と期待両方を持ちながら日々働いているのではないかと思います。実際、今回のdreamforceでもAI関連のセッションでは「これから無くなる仕事、生まれる仕事」についてしきりに話されていました。恐らく多くの人が答えを欲しい、と思っていることなのではないかと思います。しかし、答えはありません。

当社は日本の少子高齢化というトレンドを10年以上前から深刻な問題として考え、その中で自社の価値を提供させて頂く一つの答えとして、rakumoというサービスを作ってきました。ITにより働き方や生産性を改善するうことが、即ち今後の世の中の変化の中で、皆さんに貢献できることではないかと思っています。これは今も変わりません。

ただ、技術は当初の想定以上に大きく進化しており、社会の変化に対してもこの10年で大きな影響を与えることが明白になってきました。ただ、私たちはそこでただ不安に怯えるのではなく、明るく楽しく、技術を前向きに活用して、大げさかもしれませんが新しい仕事や生活、果ては社会の在り方をサービスを通じて提案できれば、と願っています。

日々、私たちは事業を通じて当社の営業担当やサポート担当がお客様より様々な意見を頂いており、そうしたご意見をもとにサービスの改善を遅まきながら進めていますが、こうした場で、普段私が接する様々な世の中の変調や、いろんな方々とのコミュニケーションで感じたことを開陳させて頂いて、そこで交わしたコミュニケーションから得られた将来の理想像から新たにサービスをデザインしていくことも、合わせて進めさせて頂きたいと思っています。

Googleさんやsalesforce.comさんといったクラウドのメガプレイヤーの皆さんとこの8年お付き合いをさせてきて頂いていますが、基本私は情報通信技術の未来に対してそれが最終的には人間に有益であると楽天的に考えています。こちらのブログを書き進める中で、皆さんと次の10年の働き方、生活、社会の在り方についてイメージを固めて、形にしていければと思っています。

ぼちぼちの更新になるかと思いますが、ご愛読よろしくお願いします!

(今回移転するオフィスでは、そうした働き方を自分たちでも実践していこう、ということで、今思うところをいろいろと形にして、皆様に見て頂こうと思って当社のリードデザイナーも積極的にかかわる形で作らせてもらいました。Googlesalesforce.com、そして当社のサービス、デバイスを実際に活用して日々働き方の改善を進めている様子を、是非ご覧に来て頂けるよう準備を進めています。準備が整い次第、あらためてこちらでも報告させて頂ければと思います。)